手足のしびれを引き起こす3つの原因
・神経の問題によるしびれ
脳から送られた信号は脊髄の神経を通り、首からは手に向かい、腰からは足に向かい神経が走行します。
この神経が走行しているどこかで圧迫されることでしびれは起こります。
特徴としては腕や膝から手先や足先全体というよりは、「小指側だけしびれる」「足先だけ動かしにくい」など部分的に症状がでることが多くみられます。
また、多くの場合は片側のみに症状が現れます。
・筋肉の問題によるしびれ
肩や腕の筋肉の疲労が溜まり、血流不足を引き起こすことでしびれを引き起こします。
血流不足を起こす原因としては、筋肉の疲労だけでなくストレスや自律神経の乱れもあります。
特徴として部分的にしびれがでるのではなく、手や足が全体的にしびれるなどの症状が出ることが多くあります。
筋肉によるしびれの場合は、片側だけでなく両側に症状が出る場合があります。
・脳血管障害によるしびれ
脳に問題があると引き起こるしびれになります。
脳梗塞や脳出血は緊急性が高い病態ですが、脳の場所により急激に症状がでず、緩やかに症状が現れるものもあります。
手や足のしびれ以外にも呂律が回りにくい、ふらつきやすい、うまく身体を動かせないなどの全身の症状が現れます。
・手のしびれが起こる疾患
主に頸椎ヘルニア、変形性頚椎症、胸郭出口症候群、肘部管症候群、手根管症候群といった病態から起こります。
首、肩、肘、手首と関節で神経が障害されやすくなっています。
このような疾患で起こるしびれは、神経を圧迫しているものが取り除かれることでしびれがなくなります。
1回の施術により全てのしびれを取ることは難しいですが、骨の変形を除き、原因が明確になっていれば症状を緩和させることができます。
またしびれが長期にわたりしびれを放置してしまうと、筋肉が弱くなる「筋委縮」の状態になることもあります。
また、症状が進行すると、しびれと共に「感覚鈍麻(かんかくどんま)」という知覚神経に影響を及ぼす症状になる場合があります。
感覚鈍麻とは、感覚はあるが触覚が鈍くなる状態です。
直接触っているのに布越しに触っているような感覚を訴えることがあります。
・足のしびれが起こる疾患
主に腰椎ヘルニア、変形性腰椎症、梨状筋症候群、足根管症候群といった病態から起こります。
手のしびれと同様に腰、股関節、足首と関節の周辺で神経が障害されやすくなります。
症状も同様に、しびれが続くことによる筋委縮、感覚鈍麻があらわれます。
手のしびれとは違う症状としては、神経の障害される場所により膀胱や直腸に障害が起こり、排便や排尿に支障(直腸膀胱障害)をきたす場合があります。
・しびれに対しての対応
手であれば、手そのものが悪い場合、前腕の筋肉が原因の場合、肩周りの筋肉が硬くて起こる場合、首が悪くて起こる場合。
足であれば足回りの不調、膝裏や膝の外側が原因の場合、お尻の筋肉が原因の場合、腰が悪い場合。
その両方で忘れてはいけないのが頭部の症状です。
当院では範疇外と症状を判断した場合は他の医療機関と連携し原因を突き止めていき施術に当たります。
施術としては悪くなっている神経に沿って電気治療を行ったり鍼をするのですが、神経が悪くなっている症状の中でしびれというのは最も取れにくい症状です。
俗に言う神経痛や麻痺といって筋肉が動きにくくなるものより治りづらいです。
理由は、しびれを起こす神経が最も太いからです。
なので施術には期間を要することが多いです。しかし原因をしっかり突き止めれば良くなっていきますのでご相談下さい。