スポーツ外傷 と スポーツ障害
スポーツ外傷とスポーツ障害 スポーツでのケガの中でも、外傷と障害では身体の状態が異なります。
・スポーツ外傷
他の選手との接触など、1度に大きな力が働き痛めた状態になります。
1度で身体を痛めてしまうため、急性症状といわれる症状が出現します。
痛めた患部に熱を持つ「熱感」
患部が腫れて時間の経過とともに腫れが強くなる「腫脹(しゅちょう)」
患部を押さえると痛みがある「圧痛」などの症状があります。
筋肉の柔軟性が少なくなり、関節の可動域が少なくなることでスポーツ外傷を起こしやすくなります。
・スポーツ障害
繰り返し動作を起こすことで痛めた状態で、テニス肘やゴルフ肘といわれるものが当てはまります。
スポーツ障害にも外傷と同じような症状があり熱感、腫脹、圧痛がありますが、
スポーツでの繰り返しの動作がない状態では症状の強さが弱まるため、熱感や腫脹が引いていきます。
また、運動時痛といった負担のかかる動作を行うことで強い痛みが現れます。
繰り返しの筋肉疲労や血流不足により引き起こされやすくなります。
ケガをしたときに最も大事な4つの処置法
ケガをしてしまったら、まずRICE処置を行いましょう。
ケガの処置を適切に行うことで痛みを大幅に押さえ、悪化の軽減を促します。
スポーツ外傷・障害での対処法「RICE処置」
RICE処置とは
R(Rest)安静、I(Icing)冷やす、C(Compression)圧迫、E(Elevation)挙上、このことを言います。
安静(Rest)
痛めた箇所を動かさないように安静にします。
安静にすることで組織の修復させるスピードがアップします。
冷やす(Icing)
身体に外傷や障害が起きると炎症が現れ患部に熱をもちます。
この熱が痛みの発生につながります。
冷やすことにより過剰な熱の発生を抑え、痛みの閾値(いきち)を下げることで痛みが和らぎます。
圧迫(Compression)
患部に適度な平面圧を加えることで、損傷した組織の修復スピードを上げます。
持続的な圧迫をかける方が効果があるため、包帯やテーピングでの圧迫がより効果を高めます。
挙上(Elevation)
痛めた箇所を挙上する処置になります。
例えば足首を捻挫した場合、眠るときに身体の位置よりも高くしておくなどの処置を指します。
挙上することで、患部の腫れを必要最低限に抑えます。
このようなRICE処置は急性期といわれる、ケガをしてすぐの期間での処置になります。
痛めてから3日~1週間ぐらいを目安に行いましょう。
スポーツでのケガのリスクを軽減するストレッチ
ストレッチには大きく分けて2つの効果が得られます。
①運動を始める前に行い、身体を動かす準備をする
②筋肉の緊張を和らげ、疲労の回復や修復を促す
実は、この2つの効果はストレッチの行い方を工夫するだけで得ることができます。
またストレッチはケガの予防にもなりますが、スポーツパフォーマンスの向上にもなります。
運動前に行うストレッチ方法
運動を行う前は、身体に「これから運動をする」というのを意識させる大事な作業になります。
ダイナミックストレッチといったストレッチを行うことで、身体を準備状態にしましょう。
・ダイナミックストレッチ
動的ストレッチとも言われており、一般的な筋肉が伸びているところでキープし伸ばす方法ではなく、身体を動かすようにストレッチを行う方法になります。
ある筋肉に力が入って収縮すると、その拮抗している筋肉が伸ばされストレッチ効果が得られます。 ダイナミックストレッチは、そのような効果を利用し行う方法です。
例えば・・・
太ももの裏側を伸ばしたい場合は、立った状態で大きく足を前方に膝を伸ばした状態で上げましょう。
ゆっくりとした動作で交互に行うことで太ももの前側に力が入り収縮され、太ももの裏側にストレッチ効果が得られます。
運動後に行うストレッチ方法
運動後は筋肉の緊張を和らげたり、疲労の回復を促すストレッチを行っていきます。
ここではスタティックストレッチといった方法を行いましょう。
・スタティックストレッチ
筋肉が伸びていると感じるところで、反動を付けずにそのままの状態をキープする方法になります。
約30秒から1分ぐらいキープすることで最大限の効果が得ることができます。
筋肉が痛いほど伸びている状態までストレッチを行うと伸張反射という身体の防御反応が働き、
筋肉が伸びすぎないように(切れないように)縮めてしまいます。
そのため、軽く伸びで気持ち良いポイントでストレッチを行うのが良いでしょう。
深呼吸しながらゆっくりと行ってください。